ただ1人の皇女様
そして私が皇女になれば皇族の証がはっきり出ていてパパにもママにも似ている私のせいで戦争が起きてパパの負担にもママの努力も無駄になってしまう



「ど、どうしようっ...わ、わたしやっぱりここにきちゃだめだったんだっ...」




「大丈夫です。リズナリア姫様、この国の皇帝陛下は誰よりもお強いです、戦争などしなくても対処はいくらでもできますよ。」




私が涙を流しているとエマは抱きしめてゆっくりと頭を撫でた。



パパっ...ママっ...ごめんねっ、、幸せを奪ってごめんなさい




こうなったら完璧な皇女を目指して誰も何も言わせないそんな人になるっ!




それでパパも気晴らしになれるのならエリアーナくらい皇族にしたって構わない




前世でエリアーナにされてきた悪行の数々くらい余裕で交わしてみせる!




今私は皇族で皇女、そして神に愛された子。今はちゃんと分かっている




何も無くない!パパだって天使だって神様だって居るんだもんっ!




もう充分愛されてるよね。

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