ただ1人の皇女様
そう思っていた。



皇族の証でもある何色にも染まらない純白の波打つボブの髪、そしてダイヤモンドより価値があるキラキラと輝いた"金眼"



そしてあいつと瓜二つの顔。



誰だこいつは...あいつの子供は死んだか王女にでもなっているはずだったが



この顔を見ていると思い出すあの裏切ったあいつの顔を─



こいつもすぐに裏切る、だったらすぐに殺してしまおう。



「って!どなた...です、、」



そうだラインハルトに殺させておこう...




「侵入者だ、お前が殺しておけ。」




"ぱ、パパあいたかったっ...!"



誰がパパだ...目障りだ、その顔でその声で私をパパと呼ぶな



もう会うことも無い。



強い皇族の血の気配に精霊王、天使までこの子供を祝福していた。



精霊召喚士になれば世界一の召喚士になるだろう



だが、俺には要らない俺の同意無しに消えていく奴らは要らない。



「陛下っ!お願い致しますっ!もう一度姫様にお会いしてくださいっ!」

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