ただ1人の皇女様
「エリアーナ養子の件は破棄だ。子供は2人も要らん。」



元々クラエス伯爵のものだ



「了解しました。」



ラインハルトはそれを聞いて優しい顔になっていた。



「それと2ヶ月後に新しく宮を作れ、俺の宮の近くにな。」



毎日毎日飽きずに馬車で数十分かけて来てめんどくさいとは思わないのか。



「陛下...分かりましたっ。」




「宮の内装は俺が考える。とりあえず白の宮を建てろ」



はぁ...今日もあのうるさい奴が来るのか




早く自分の宮でお茶しろ。




♢♢


「姫様3歳のお誕生日おめでとうございます!」



早くも2ヶ月が経ち今日は私の誕生日。



エリアーナの養子の件は破棄にするとパパが言った。



ここまで苦労したけどエリアーナが皇族になることだけは避けることができた



そして私はたった1人の皇女様になった。



「ありがとっ!!」



今はパパの執務室に居てラインハルトからお祝いの言葉を貰った。

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