ただ1人の皇女様
朝はエマに可愛い靴をプレゼントしてくれた。



ありがとうエマっ...!



「お前これからはスズラン宮に住むことになったからな」



スズラン宮...?



「姫様専用の宮のことですよ。このハクモクレン宮にもとても近い場所にあります」



えっ...?ここに近い?



ここの辺りはずっと建物なんて作らなかったのに



もしかしてもしかして...



「パパからのプレゼント...!?」



「フン...」



まさかのまさかパパが私に誕生日プレゼントを贈ってくるなんて...



嬉しい、嬉しすぎるっ!!



「うれしぃー!!パパだいだいだいしゅき!」




昔の私へ、今は本当の父親に誕生日プレゼントを貰うことが出来ました。




少なくとも昔よりはずっと私を見ていてくれています。



「さっそくいってくるっ!」




そう言ってラインハルトとスズラン宮に向かった。



スズラン宮はハクモクレン宮から徒歩で数分で着き、馬車だと三分で着く距離にあった




こんなの作ってるなんて知らなかった...

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