ただ1人の皇女様
「このスズラン宮という名前も陛下が名付けられたのですよ?5月1日の誕生日花、花言葉は(再び幸せが訪れる)(純粋)(純潔)(謙遜)です。内装も陛下が決められました。」



再び幸せが訪れる...か



「パパ...いそがしいのにわたしのために、、」



伊達に一国の頂点に君臨しているわけではない。



毎日書類と睨めっこして、貴族達と会議して、本当は私なんかにかまけてる暇なんてないのに



「姫様は皇帝陛下のたった1人の皇女様です。娘の為にならなんだって出来るものなんですよ?」



私のためにならなんだって出来る...前世なら絶対に無かった事。



そうこう考えている内に私の宮、スズラン宮に着いた


す、凄い...皇宮と遜色ない外観で白主体に金色があっちこっちに散らばっていた。



まさに城


しかも私の為に庭園まで造られていて、お茶が出来る場所やベンチ、噴水まであった。



「すっ...すごい、、」



「第1皇女様であらせられます。陛下もこれくらいして当然だ、と申さてれおりましたよ」



言っちゃ失礼かもしれないけどエーデル宮の倍以上のでかさじゃない...?

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