ただ1人の皇女様
精霊の力も権能の力もやっぱりカルセリオン帝国だから扱えるものなんだよね...



そう思いながら紅茶をまた1口飲んだ。


♢♢


「え"っ...な、なぜこのような所にクラエス嬢が、、それに...」



あれから数年の月日が経ち私は9歳になった。



エリアーナは皇宮とクラエス領を行ったり来たりしてパパも出張で居なかったりしてパパとエリアーナに進展は無かった。



というかパパ地味にエリアーナから逃げてるような気がする...



よくエリアーナとラインハルト2人きりの姿をよく見かけたし、エリアーナも皇宮に友達を呼んでお茶会してるようだし...



って!今はそんな回想してる場合じゃない!!



今日朝起きたらバタバタとメイド達が押し寄せお風呂に直行。そして何も抵抗出来ずただお人形さんの様にドレスに着替えさせられた



何故かメイクは『姫様がメイクなさったら全ての者が浮いてしまいますっ!』とかなんとか言ってしてもらっていない



そしてラインハルトが誰かを連れてきたと思ったらまさかの人物達だった。



「リズナリア様ご機嫌よう、今日はお茶会に招待しようと思いましてっ!」
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