ただ1人の皇女様
そうにっこり笑うエリアーナだけど全くもって状況が読めない...


「は、初めまして、エルドルト・フォン・ビスターですっ」



「私はユノ・フォン・ウェインです...」



「僕はノズル・フォン・スェードでございます!」


なんでなんでなんで...??私まだ皇族でもなんでもないし、社交界にも出てないけど...



いいの?貴族達に私を晒して...



「姫様...陛下が"もうお前は皇族の一員だ"との事です、そしてデビュタントも近いうちに行う。と...」


えぇーーーーー!?



それ私抜きで進んでたの...!?パパなんにも聞いてないんだけどっ!!



ま、まぁこの事は後にして挨拶はしないといけないよね...



「皆さん初めまして、リズナリア・デイ・ゼルノア・カルセリオンです。」



私が皇族の名を使ったからなのかエリアーナは凄く驚いた顔をしていた。



まさか、エリアーナも知らなかったの...?



パパったら本当に何考えてるんだろう...



「え、っと...リズ、、姫様もう1人招待していたのですが都合が悪いのか1人は欠席と言うことで...」

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