ただ1人の皇女様
ん...?もう1人??誰だったんだろう...


「そうですか、、」


エリアーナはリズナリアと呼ぼうとしてた様だけど皇族の人には許可を得ないと名前で呼ぶことは出来ない。



それにしてもビスター公子にウェイン公子とスェード様...前世の時仲良くしてもらったけれど最終エリアーナ側の人間で私はこの3人に裏切られた



あの時よりまだ随分幼いから今はそんなに危険視しなくても良さそう...



だけど懐かしい記憶が蘇る。



前世ならこの状況確実に私は浮いていた



公爵家が2家侯爵家が1家そして皇族、その中に伯爵家の養子の元平民



不釣り合いすぎる程だったけれど今は立場も違う。


「ところでエリアーナ嬢もう1人とは誰をご招待したんでしょうか...」



私達は温室で紅茶を飲みスェード様がそう言った。


「それは...わ、私の好きな殿方でして、ゆくゆくは婚約者に、と...」



エリアーナの顔はまるで恋する乙女



両手を頬に当て照れている。


それってまさか...


小説では名前は出てきても顔の描写が無く、最終ビスター公子と結ばれた。
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