ただ1人の皇女様
小説も前世でも私は脇役だったし。



「えぇ...サラサラの黒い髪に薔薇の様に紅い瞳、おとう、、陛下とお会いした時と同じようにその美貌に衝撃を受けました...」



パパと同じくらいってどんなけイケメンなのよ...



前世の時に住んでた世界でもパパ程のイケメンはどこ探してもいなかったのに



それと同等って、、



「へぇ〜会ってみたいですね」



私がそう言うとエリアーナはバッと私を見て睨みつけた。



おっと、失言失言...


「そ、それにしても姫様にお会いした時本当に天使が降臨なされたのかと思いました」



この気まずさをどうにかしようとビスター公子が話題を切り替えた。



「私も思いましたね、天使の羽が見えました」



「僕も陛下の娘だけあって今まで出会った人の中でダントツでお美しいです...」



なんだなんだ?7歳にしてはお口が達者過ぎない?そんな褒め方どこで覚えてきたんだろう、、



「お褒め頂いてありがとうございます...」



そして何故か私のご機嫌取り?でお茶会もクライマックスになった。
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