ただ1人の皇女様
日本の孤児院で育って一人で生きていく為に必死に勉強して、愛想振りまいてバイトして大学を卒業して社畜OLになって信号無視してきた大型トラックに跳ねられ死んだ。



もう1つの人生でも両親に捨てられボロ部屋で暮らしフィオナ伯爵に拾われたけれど虐待の日々、でも捨てられるくらいならなんだってした



もし、皇女をいじめろと伯爵に言われたのなら私はきっと従っていたと思う。



結局自分が一番だから



エリアーナのいじめにもフィオナ伯爵にも伯爵夫人にも他の貴族達にも耐えた



だけど耐えていても最後には全部無駄になった。



友達にも裏切られ伯爵にも裏切られ皇帝陛下...パパに呆気なく殺された



パパを恨んでいないのか?と聞かれたらはっきりYESとは言えなかった。



私を1度は殺したんだもんそう簡単に恨んでいません。なんか言えない...



でも、それより恨んでいる人がいるからパパに対しての復讐心は無かった。



どうしても...どうしてもエリアーナとフィオナ伯爵が憎い、、



いや、、憎いんじゃない怖いんだ...怖くて怖くてたまに夢を見る



夢から覚めたら汗がびっしょりで過呼吸になっている。

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