ただ1人の皇女様
「頭を上げろ。今日は私の娘の誕生日とデビュタントを兼ね備えている。そしてこの場で正式にリズナリア・デイ・ゼルノア・カルセリオンは皇族の一員だということを認める。異論がある奴は出て来い」



すると隣から魔力の圧力を感じる。



きっと私に負担がないように避けているだろうけど下にいる貴族達には直でパパの魔力に当てられていた



皇族の魔力は桁外れだと言われているがカルセリオンはそれを容易く凌駕する魔力量だと言われている。



異論すれば命は無いぞ。と



そんな中反論する愚かな貴族は誰一人としていなかった。


「ねぇ...パパ私も何か言わないといけないかな...?」



こんな大人数の人達の前で喋るのって結構な勇気がいるんだよね...



「お前は何も言わなくていい。そこに居ろ」



ふぅ...パパの言葉に一安心した。



そして無事?何事もなく陛下の挨拶は終わり本題のデビュタントが行われた。



私も貴族の人達と挨拶する義務がある為下に降りる



あ...そういえば初ダンス誰とするか決めてなかったっ!!



前世のデビュタントでは私と踊りたい人なんて1人もいなかったから考えてなかったけれど今は皇女だったんだ...
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