ただ1人の皇女様
人目を避けホールを抜け出し草むらを抜けると大きな草原が広がっていた。



空は無数の星大きな1本の木は葉を擦れサワサワと音を立てる



「綺麗...」



まるで絵本の中に飛び込んだ見たい...



そう思っていた瞬間上から中音の綺麗な声が聞こえた


「誰だ。」


えっ...!人がい、たの...、、



─ガサッ


と大きな1本の木の上から人が降ってきて私の前で綺麗に着地し目が合った。



声が出なかった...その美しすぎる美貌のせいで



風に揺られているサラサラな黒髪にルビーの様にキラキラと輝く鋭い瞳、白い綺麗な肌はより一層美貌を引き立たせる。



一瞬で分かった、この美貌にこの鋭さと気品



三大公爵家序列一位カルヴィアス家のクロノスタシア・フォン・ゼイデア・カルヴィアス。



「...カルセリオンの星にお初にお目にかかります。クロノスタシア・フォン・ゼイデア・カルヴィアスでございます」



私の姿を見て少し驚いていたけれど律儀に挨拶してくれた。



「あっ...リズナリア・デイ・ゼルノア・カルセリオンです以後お見知りおきを...」



そう言うとペコりとお辞儀した。


この人は本当に謎の人物...
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