ただ1人の皇女様
ルビーのように紅く夜のせいで発光しているように見える瞳は誰もがその姿に魅了される。



本来なら伯爵令嬢のエリアーナは公爵家と話をする事すらおこがましい立場



前世の私も伯爵令嬢にも関わらず2家もの公爵家と仲良くしていた



だいぶ私もおこがましい事してたな...流石にカルヴィアス公爵家とお友達になろうなんて考えても無かったけど...



他のビスター公爵家にウェイン公爵家も権力はあるけれど他国の公爵家と同等少なくとも皇族と同じ立場にはなれない。



だけどカルヴィアス公爵家は他国の皇族をも圧倒する権力を所持し今カルヴィアス公爵家より高位の存在はこのカルセリオン帝国の皇族だけ




もしカルセリオン帝国の貴族でなければ今頃大国の王にでもなっていただろう



ほんとにエリアーナって子は凄い度胸なのか怖いもの知らずなのか分からない...




「カルヴィアス公子、クラエス令嬢今日はこの辺りでお開きに致しましょう。そろそろパーティーも終わる頃でしょうし...」



今ここで止めないとエリアーナが更に失礼な態度を取りかねない。



「姫様がそう仰るのでしたらこれでおいとまします。では私はこれで失礼します」

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