ただ1人の皇女様
そう言うとエリアーナはしまったっ!となんともわかりやすい表情を見せてくれた。



「そ、それは...適当に名前が思い浮かんだからよ...それよりっ!!覚えておきなさいよっ!調子に乗ったらどんな目に合うのか!」



誤魔化しきれてないし...まぁ何かあるのは間違いないね。



「エリアーナ様っ!ここにいらしてたんですね!クラエス伯爵が及びです」



会場の方から走ってきたのはクラエス家の従者でエリアーナを呼びに来た様子。



そろそろパーティーが終わってる頃だし帰る準備をしてるのね...



従者は私に気付きペコペコとお辞儀をしていた。



「分かったわ、行くわよっ!」



そうして挨拶もせず会場のある方へと歩いて行った。



「はぁーーーー...」



今日は色んな事が起こりすぎて本当に疲れた...



出来ればもうエリアーナと会いたくない、、でもそういう訳にはいかないんだよなぁ...



それにしても一番印象的だったのはカルヴィアス公子のあの容姿



人間離れしてるパパと同じぐらいカルヴィアス公子の容姿も人間離れしていた



それにあの威圧感子供が出していいオーラじゃなかったし、、

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