ただ1人の皇女様
─こうして無事?デビュタントは終わりを告げあっという間に5年の月日が流れた。



「リズナリア学園に行く気はあるか」



15歳になった私にパパは突然学園の話をしてきた。



学園か...あそこは身分の制度がしっかりしていなくて貴族と平民との身分差を理解して貴族が平民をいじめている姿をよく見た。




あの学園長ハイデン伯爵が何もしないから前世の私も元平民として色んないじめを受けた




そもそも学園は学ぶ場所、身分なんて関係ないし必要無い事。



学園長も他の先生も皇女だったエリアーナに媚びを売ったり怖がってたりしてそのせいでエリアーナも天狗状態になっていた



「私...あそこの学園長少し気に入らないな、、」



はっ!口に出てしまったっ...



「そうか。なら学園長を変えようヒルデス子爵はどうだ?あいつは勉学にも人望も厚い人間だ」



私が学園長が嫌と言えばすぐに学園長をクビにする辺りやっぱりパパだなって思う...



そういえばヒルデス子爵って博識で有名であの人を是非家庭教師にと他国からも大人気の人だよね?



そんなに人気ならきっと前の学園よりもっといい学園に出来そう。



でも...



「私が入学するまでに学園長なんて変えられるの?」

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