辛辣と罵倒 〜混ざり合う色〜
僕は彼女よりもロースペックだ。

収入も低いし、イケメンでもないし、モテないし…。

かたや、僕の彼女は大企業で働き、収入も高く、容姿端麗、品行方正。

まさに高嶺の花といって差し支えがない彼女が僕と付き合ってくれるなんて、

正直、自分の妄想だと今でも思う。

このことを知っているのは、互いの親、自分の勤めている会社の社長さん、

僕の親友ぐらいしかいない。こんなことが世に広まったら、

僕は世界中の人からものすごい形相で睨まれるだろう。

そんな悩みを抱えながらも、僕は幸せに生きている。

こんな生活が一生続けばいいのにな。
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