相性がいいみたいなのですっ
***
「修太郎さん?」
日織さんの……声がする。
起きないと……。
思うのに身体が全然言うことを聞いてくれなくて。
「――あの、大丈夫ですか?」
えっと、あれから……どうなったんだっけ?
日織さんと一緒に金雀を飲んで……日織さんが「甘口で飲みやすいので、一気飲みしちゃいそう」と困ったようにおっしゃって。
一升瓶だし、よもや飲みきったとしてもまだ獺祭があるし、と思って「こんなにあるんだから少しぐらい美味しく飲んでも大丈夫ですよ」ってお話して。
それに安心なさったのか、日織さんがまるでお水でも飲むみたいにゴクゴクとグラスの中身を飲み干されるものだから僕も一緒になってお付き合いして……。
あぁ、そうだ。
僕は日織さんの豪快な飲みっぷりについ感化されて……いつも以上にハイペースに飲んだ結果酔い潰れてしまったんだっけ。
それにしても。
キッチンのダイニングテーブルから、いつの間にリビングのソファに移動してきたんだろう。
その辺の記憶が曖昧ではっきり思い出せないとか……男として恥ずかしすぎる。
「修太郎さん?」
日織さんの……声がする。
起きないと……。
思うのに身体が全然言うことを聞いてくれなくて。
「――あの、大丈夫ですか?」
えっと、あれから……どうなったんだっけ?
日織さんと一緒に金雀を飲んで……日織さんが「甘口で飲みやすいので、一気飲みしちゃいそう」と困ったようにおっしゃって。
一升瓶だし、よもや飲みきったとしてもまだ獺祭があるし、と思って「こんなにあるんだから少しぐらい美味しく飲んでも大丈夫ですよ」ってお話して。
それに安心なさったのか、日織さんがまるでお水でも飲むみたいにゴクゴクとグラスの中身を飲み干されるものだから僕も一緒になってお付き合いして……。
あぁ、そうだ。
僕は日織さんの豪快な飲みっぷりについ感化されて……いつも以上にハイペースに飲んだ結果酔い潰れてしまったんだっけ。
それにしても。
キッチンのダイニングテーブルから、いつの間にリビングのソファに移動してきたんだろう。
その辺の記憶が曖昧ではっきり思い出せないとか……男として恥ずかしすぎる。