相性がいいみたいなのですっ
「もう一杯お作りしましょうか? 今度は炭酸水で割るとかして」
立ち上がって冷蔵庫に向かった僕は、中からよく冷えた炭酸水を取り出して、背後の日織さんにそうお伺いする。
と、しばしして。
「あれれ? しゅーたろぉしゃん、ろうしましょぉ。お部屋がぐるぐる回り始めました」
とろんとした声がした。
その声に、僕は「え?」と思って慌てて振り返る。
「日、織……さん?」
気が付けば、確かについ今しがたまで僕の方を見て微笑んでいらしたはずの日織さんが、タンブラーに手を添えたままテーブルの上に突っ伏していらして。
僕の呼びかけにも「ふぁ、ーい……、起きてまーしゅ」と力なく手を上げられるばかり。
ああ、これ。
僕がイメージする、お酒を飲まれた際の日織さんのお姿だ。
立ち上がって冷蔵庫に向かった僕は、中からよく冷えた炭酸水を取り出して、背後の日織さんにそうお伺いする。
と、しばしして。
「あれれ? しゅーたろぉしゃん、ろうしましょぉ。お部屋がぐるぐる回り始めました」
とろんとした声がした。
その声に、僕は「え?」と思って慌てて振り返る。
「日、織……さん?」
気が付けば、確かについ今しがたまで僕の方を見て微笑んでいらしたはずの日織さんが、タンブラーに手を添えたままテーブルの上に突っ伏していらして。
僕の呼びかけにも「ふぁ、ーい……、起きてまーしゅ」と力なく手を上げられるばかり。
ああ、これ。
僕がイメージする、お酒を飲まれた際の日織さんのお姿だ。