いつまでも、君が大好きです。
そんな話をしていると、いつのまにかもう2時半。
「美奈、熱計ったら?」
「あ、うん。」
測ってみると、体温は38.0℃だった。
「ご飯食べたから上がっちゃったのかなー」
「寝てたら治るわよ。薬飲んだんでしょー?」
「うん、、、。」
「気持ち悪くないの?」
「ちょっと頭痛い。」
「もう寝てきなー?2人が来たら部屋に行くように言うから。」
「わかった。」
そろそろ2人来るかなー。
2人が来るのを待ちながら、おとなしくベットに入る。

それから30分ほどたった。
ピーンポーン
家のチャイムがなっておもわず飛び起きる。
うっ、、、頭いったぁ、、、。
急に頭痛がはしったけど、私は気にせず2人が来るのを待った。
下でなにやらお母さんと湊都たちの声が聞こえてきた。
話してるのかなぁ。
早く来ないかなぁ。

「美奈ー?」
「湊都ー!菜都ー!」
2人が部屋に入ってきた瞬間、2人の名前を叫んだ。
さすがにベットから出て抱きつきに行くのは風邪移しちゃうかもだから出来なかったけど。
「なーんだ、元気そうじゃん美奈。」
「ほんと!よかったー普通そうで。」
「これでも熱あるんだよ?」
「見えねー」
「あ、これ。プリントたち、明後日提出」
「わ、歴史だ、、、、。」
「俺もう終わらせたー」
「えー!なんで!一緒にやりたかったよー」
「あ、安心して。私もしてない。」
「あ、じゃあ私たち2人に教えてよ」
「お前らなぁ、」
あぁ、楽しい。
実は、まだ少し頭痛が続いている。
でも、2人の笑顔を見ると、自然と私も笑顔になる。
私は、こんな2人が、こんな時間が、どうしようもなく、大好き。

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