いつまでも、君が大好きです。
「はーい、席ついてー」
一時間目の先生が教室に入ってきたので、菜都も席に戻っていった。
今日はまだ、湊都と会えていない。
早く会いたいなー。
次の休み時間が待ち遠しくて仕方ない。
なんだかすごく、なぜか今今 猛烈に湊都に抱きしめられたい。
この不安を、早く消して欲しい。
この不安が、早く消えて欲しい。

一時間目が終わった休み時間。
「湊都ー!」
「あ、美奈。風邪大丈夫?」
「うん。熱は下がった。」
「そっか。よかった。」
湊都が安心した顔をする。
さすがに人前だからハグは求められないけど、それでも湊都の顔を見れて私も少し安心した。
「ねー湊都ー。美奈ったら病院は行かないって言ってるんだよ?」
「え、なんで。」
「いやー、、、だって、どうせ風邪じゃん?風邪ってわかってて行くのめんどくさいしー」
「あー、なるほどね?」
「でもでも!もしそれでなにかの病気だったら!?」
「そんな事ないから大丈夫だよー。」
実際、私はなんらかの不安はあるものの、それほど大きい病気とは疑ってない。
ただ、ちょこっと心配なだけ。
「とにかく、病院には行くこと。これは彼氏命令だからな。」
「あはは、彼氏命令って」
「私からも!親友命令!」
「うーん、、、まぁ、考えとくー」
そう言って私は、二時間目の準備に向かった。
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