いつまでも、君が大好きです。
「やだ。」
そういって湊都が、私の制服の袖を掴んできた。
「やだって、、、子供かよ」
「だって、次のデート結構先になるかもだし。」
「いいよ別に。学校で会えるし。絶対出来ないってわけじゃないでしょ?」
まぁ、本当は嫌なんだけど。
最近、すごく可愛いって評判の女の子がサッカー部のマネージャーになったらしい。
それを聞いた日から私は不安が止まらなかった。
でも、だからって湊都に迷惑はかけられないし。。。
「私は大丈夫だよ?だから_____」
「あーもう。」
え?
すると、一瞬にして私は、湊都の腕の中にいた。
「美奈うるさい。黙って。今日はもっと俺と一緒にいて。」
いつもとは違う湊都の口調。
まさか、、、抱きしめられてる?!
湊都は、私の肩に顔をうずめて、両手を私の腰に置いて、抱きしめている。
その湊都の耳が真っ赤で、、、。
「湊都、照れてるでしょ。」
「なんで、そうなるの」
「丸わかりなんだよ~~!」
「ん~~。もう、、、。」
さらに照れたのか、湊都はさらに強く美奈を抱きしめた。
「、、、ちょっとは嫌って言えよ、、。」
「え、、、?」
「俺ともっと、一緒にいたいって言えよ。それとも、本当に別にいいって思ってるわけ?」
急に顔を見せたかと思えば、真剣な顔で聞いてくる湊都。
、、、嫌って言って欲しかったんだ。
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