愛毒、有名人はあの子。

「2時間もしてたんだ、そろそろ?」

…そっか。


「そーかも、行くかな」

撮影が待っている、嵐が。


イスのまわりは大変なことになっている。

早く見つからないように逃げなくちゃ。


これで峰くんとはカップルなのかな?

H しただけで…なるのかな?



「峰くん…、またね」


「おう、ってか有斗って呼べ。

仮にも一応…彼氏…だし★」



やっぱり…

まぁ、暇じゃないからいい。


あたしってつくづく悪女。

嵐とも一応仲良くしてもいーよね?


浮気でもないんだし…

本気で好きでもないし、有斗の一方的な告白だったから。



「わかった、これメアドね♪ばいばい」

「ばいばい」


中学生かっつーの、ばいばい

とかで終わらすなよ…『愛してる』とかさぁ。


そしてバッグを持って歩き出した、

そのとき


「夏純!」

「何?」



「愛してる」


ちゅっ


…夢にもない言葉だった。

((夢にはあったケド


おでこにチューとか、キュンてなる~♪

あたしは1人で萌えてた。



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