ワスレナグサ。〜忘れたくない君との恋〜
「ホントにどうした???」
マグカップを2つ手に持ち、
青ざめた顔の私を見て、
先生はかなり心配そうな顔をした。
「わたし...私は...?」
「どうした、体調でも悪い??」
先生は私をぎゅっと抱きしめる。
どんな状況でもいい。
幸せ過ぎて、
涙が溢れた。
「私は...先生のなに??」
「その先生っていうのが、よく分かんないんだけど...」
少し困った顔をしながら、
でも、すぐに微笑んで、
こう言った。
「俺の大切な彼女だよ」
これが夢なら...一生覚めないで...