ワスレナグサ。〜忘れたくない君との恋〜
「試合するぞ〜」
なんて、大きな声で
飛びっきりの笑顔で、
授業をする、先生の姿。
背が高くて、
笑うと白い歯がキラキラしてて、
鍛えた身体がカッコよくて、
大人で、
時々、子どもみたいに無邪気で
可愛い。
全てを兼ね備えたような、
まさに、みんなの理想の人だった。
私が入学する前から、人気者の先生は、
雲の上の存在で、手の届かない人。
最初は、カッコイイ先生だな〜としか
思ってなかったのに。
触れてしまった、
あなたの世界に。
そして、抜け出せなくなった。