君が空を見上げるまで、僕は待ち続けます。
それからも2日に1回程のペースで稔の元に通い続けた。全然離してくれない稔だったが、ある日看護師さんにこっぴどく叱られ、それからは大人しく離してくれるようになった。
「なぁなぁ慧!」
ある日、いつもより高い声でベットの上にいる彼から声をかけられた。見れば彼の元には車椅子が置いてあり、彼自身もどこかへ行く用意をしているようだ。
「聞いてくれよ、俺、あと1週間で退院できるんだって!そんで、今日は外出許可も貰っちゃった!!」
「で?」
「一緒に行こ!!!」
「綺麗な看護師さんと行けよ。」
「薄情〜〜!看護師さんでもいいけど、辰徳さんが慧とじゃなきゃダメだって言ってたんだもん。」
「伯父さんが?はぁぁぁぁ……」
「なぁなぁ慧!」
ある日、いつもより高い声でベットの上にいる彼から声をかけられた。見れば彼の元には車椅子が置いてあり、彼自身もどこかへ行く用意をしているようだ。
「聞いてくれよ、俺、あと1週間で退院できるんだって!そんで、今日は外出許可も貰っちゃった!!」
「で?」
「一緒に行こ!!!」
「綺麗な看護師さんと行けよ。」
「薄情〜〜!看護師さんでもいいけど、辰徳さんが慧とじゃなきゃダメだって言ってたんだもん。」
「伯父さんが?はぁぁぁぁ……」