#青春リクエスション
あっという間の2時間だった。
スクリーンを見ながらも右隣が気になって、たまにわざと視線を変えると横顔がとてもキレイだったりして…のっ、暁先輩の。
ラブストーリーという内容がより気分を高揚させた。
「おもしろかったねー、由夢ちゃんはどのシーンが好きだった?」
映画館を出て、駅前をフラフラと歩く暁先輩の隣を離れないように歩いた。
「私は…告白するシーンが好きでした!手を繋いで、離れないでねっていう」
「あ、あそこよかったよね!俺も好きだった!」
「告白されて、嬉しくて言葉に出来なくて手を握り返すって、それがよかったです!」
「いいよね、返事はいらないよって言ってるみたいでね」
暁先輩もロマンチストなのかなって思いながら聞いていた。
「信頼してる2人だからこその告白だったよね」
それは私にはできなかった解釈も新鮮だった。
そっか、あれは言葉が出て来ないから握り返したんだと思ってたけど今更言葉にしなくてもわかってるよって意味でもあったんだ。
そんな考えもあるんだ…、暁先輩はそんな風に思ったんだ。
スクリーンを見ながらも右隣が気になって、たまにわざと視線を変えると横顔がとてもキレイだったりして…のっ、暁先輩の。
ラブストーリーという内容がより気分を高揚させた。
「おもしろかったねー、由夢ちゃんはどのシーンが好きだった?」
映画館を出て、駅前をフラフラと歩く暁先輩の隣を離れないように歩いた。
「私は…告白するシーンが好きでした!手を繋いで、離れないでねっていう」
「あ、あそこよかったよね!俺も好きだった!」
「告白されて、嬉しくて言葉に出来なくて手を握り返すって、それがよかったです!」
「いいよね、返事はいらないよって言ってるみたいでね」
暁先輩もロマンチストなのかなって思いながら聞いていた。
「信頼してる2人だからこその告白だったよね」
それは私にはできなかった解釈も新鮮だった。
そっか、あれは言葉が出て来ないから握り返したんだと思ってたけど今更言葉にしなくてもわかってるよって意味でもあったんだ。
そんな考えもあるんだ…、暁先輩はそんな風に思ったんだ。