#青春リクエスション
親睦会で交流を深めた後、コンビニで買って来たおにぎりを頬張りながら生徒会で気付けば定位置になった席に座ってSpeaksをみんなで見ていた。
凛空ちゃんの宣伝のおかげで増えた登録してくれて人たちに向かって、暁先輩が得意の自作自演でそれっぽくいい感じに説明口調で青春リクエスションについて呟いていた。
“流行るポーズ求む!#青春リクエスション”
その下には、銅像さんが転んだのする私たちの影の写真て載せられていた。
なるほど、銅像ってそーゆう意味だったのか。
「何だこれいつの間に載せたんだよ」
「最初にちょっとね、マブいい影してる」
「いい影ってなんだ!」
抜かりない、すごい。
その呟きに凛空ちゃんがいいねをすれば瞬く間に広がるし、あんなに過疎ってたアプリが少しだけ息を吹き返した。
「あとはみんなテキトーに#青春リクエスションってタグ付けて呟いて、そしたらきっとこれをマネして呟く人いるから!」
つまりは私たちも自作自演の盛り上げさくら的な、1人が呟けばなんとなくノリで呟いちゃう人いるよね!っていうのが暁先輩の考え。
私的には2回目のリクエスト、テキトーにって言われてもどんなの呟いたらいいかわかんないなぁ…。
「!」
どうしようか考えているとすぐに新しい呟きが更新された。
“@riku_arisueeeee なんかおもしろいことして!#青春リクエスション”
「凛空くんさっそくありがとう!ざっくりしてちょうどいいラインで丸投げしてていいね!」
“@knowledge_is_power 眠い!#青春リクエスション”
「それ今の気分だな、まぁいいけど。てかいつ見てもそのアカウント名どうなんだ?」
「知は力なりっていいだろ!」
“@makikomanaide22 ドキドキしたい#青春リクエスション”
「花絵ちゃん!それ俺が前にマブに頼んで呟いてもらったやつだけどいいよ!!」
みんなのリクエストに暁先輩がいいねを押した。
「由夢ちゃんは?なんか思いついた?」
「えっと、待ってくださいねっ、今考えてます!」
「何でもいいよ、今思ったことで」
今思ったこと…咄嗟に何も浮かんで来なくて、そう言われて本当に思ったことをリクエストした。
“@yumemiru_shojo 何も浮かばない!#青春リクエスション”
「………。」
「あ、やっぱダメでしたよね!?消しますっ」
「ふっ」
暁先輩が下を向いた。
右手で顔を覆って、くすくすと肩を揺らす。
「本当に思ったことありがとう」
めっちゃ笑われた。
くすくすどころかもうケラケラって感じ。
「すみません、何も出て来なくて…っ」
「いーよいーよ、これぐらいが大事なの。これでみんなリクエストしやすくなったし、何でもありなんだって思われてるぐらいがいいから!」
凛空ちゃんの宣伝のおかげで増えた登録してくれて人たちに向かって、暁先輩が得意の自作自演でそれっぽくいい感じに説明口調で青春リクエスションについて呟いていた。
“流行るポーズ求む!#青春リクエスション”
その下には、銅像さんが転んだのする私たちの影の写真て載せられていた。
なるほど、銅像ってそーゆう意味だったのか。
「何だこれいつの間に載せたんだよ」
「最初にちょっとね、マブいい影してる」
「いい影ってなんだ!」
抜かりない、すごい。
その呟きに凛空ちゃんがいいねをすれば瞬く間に広がるし、あんなに過疎ってたアプリが少しだけ息を吹き返した。
「あとはみんなテキトーに#青春リクエスションってタグ付けて呟いて、そしたらきっとこれをマネして呟く人いるから!」
つまりは私たちも自作自演の盛り上げさくら的な、1人が呟けばなんとなくノリで呟いちゃう人いるよね!っていうのが暁先輩の考え。
私的には2回目のリクエスト、テキトーにって言われてもどんなの呟いたらいいかわかんないなぁ…。
「!」
どうしようか考えているとすぐに新しい呟きが更新された。
“@riku_arisueeeee なんかおもしろいことして!#青春リクエスション”
「凛空くんさっそくありがとう!ざっくりしてちょうどいいラインで丸投げしてていいね!」
“@knowledge_is_power 眠い!#青春リクエスション”
「それ今の気分だな、まぁいいけど。てかいつ見てもそのアカウント名どうなんだ?」
「知は力なりっていいだろ!」
“@makikomanaide22 ドキドキしたい#青春リクエスション”
「花絵ちゃん!それ俺が前にマブに頼んで呟いてもらったやつだけどいいよ!!」
みんなのリクエストに暁先輩がいいねを押した。
「由夢ちゃんは?なんか思いついた?」
「えっと、待ってくださいねっ、今考えてます!」
「何でもいいよ、今思ったことで」
今思ったこと…咄嗟に何も浮かんで来なくて、そう言われて本当に思ったことをリクエストした。
“@yumemiru_shojo 何も浮かばない!#青春リクエスション”
「………。」
「あ、やっぱダメでしたよね!?消しますっ」
「ふっ」
暁先輩が下を向いた。
右手で顔を覆って、くすくすと肩を揺らす。
「本当に思ったことありがとう」
めっちゃ笑われた。
くすくすどころかもうケラケラって感じ。
「すみません、何も出て来なくて…っ」
「いーよいーよ、これぐらいが大事なの。これでみんなリクエストしやすくなったし、何でもありなんだって思われてるぐらいがいいから!」