#青春リクエスション
凛空ちゃんと暁先輩が買いに向かって、3人になった。
花絵先輩と馬渕先輩と私。
「………。」
あれ?なんか珍しい3人じゃない?
普段一緒になったことないよね!?
えーーー…
何話すんだ?この空間…
とりあえず目の前のクレープと目を合わせた。
「花絵、宿題終わった?」
「うん、あと少しかな」
「休み明けテストもあるしさぁー、…花絵はどうにかなるか」
「暁ほどじゃないけどね」
あっそっか、別に2人は普通に話せるんだ。私が未だ馬渕先輩とちゃんと話したことないだけで。
私よりも20㎝も高い馬渕先輩と話す時はぐっと上を向かなきゃいけない。それが異様に緊張しちゃうんだ。
「心平だって余裕でしょ」
!?
え、今心平って言った…!?
「そんなことねぇよ」
「あのアプリ作れる人が勉強できないわけないじゃない」
「あれは趣味だからなー。好きこそ物の上手なれって言うだろ?それだよ」
初めて聞いた呼び方についじっと固まったまま聞き耳を立ててしまった。
花絵先輩、馬渕先輩のこと心平って呼ぶんだ。
あ、でも暁先輩のことも暁って言うから全然おかしくないんだけど…
「アプリ作るのと階段上る時数えるのは趣味!」
「何よそれ」
くすくすと花絵先輩が笑った。
今日初めての笑顔だ。
いつも無表情を見せている花絵先輩は実は華やかに笑う人で、みんなでいる時は決して笑わないからつい忘れちゃうけど…可愛い人なんだ。
私と2人の時は笑ってたし、だからそれも別におかしくないんだけど…なんか…
「ここに来るまでの階段は何段だった?」
「18段!」
「本当に数えてるんだ!?」
すっごい楽しそうに笑うから…
声を出して…
「心平にそんな趣味があったなんて知らなかった」
「俺も初カミングアウトだから」
「カミングアウトするもんでもないよ」
ふふって声が聞こえる。
なんなら馬渕先輩も楽しそう。
………。
え、そーゆうこと!?
えーーーーー!!!
そーゆうことなのーーーーー!?
花絵先輩ってもしかして馬淵先輩のことが…!?
そうなの!?
すでにいい感じな気がするけどそうなの…かな!?
クレープと見つめ合ったまま食欲は止まったまま、2人の隣でなぜか私がドキドキしてる。
「井住さんは何か趣味あるの?」
「え!?」
突然振られた会話に変なとこから声が出ちゃった。ついでにグッと手にも力入れちゃってクレープから生クリームが飛び出した。
「わ、私は…しょ、少女漫画読むのが好きです…」
「あ、そんな感じするー」
「井住っぽいなー」
和やかに笑い声が飛び交っている。
あの花絵先輩から癒しのオーラさえ感じる。
「あのっ、花絵先輩…!」
花絵先輩と馬渕先輩と私。
「………。」
あれ?なんか珍しい3人じゃない?
普段一緒になったことないよね!?
えーーー…
何話すんだ?この空間…
とりあえず目の前のクレープと目を合わせた。
「花絵、宿題終わった?」
「うん、あと少しかな」
「休み明けテストもあるしさぁー、…花絵はどうにかなるか」
「暁ほどじゃないけどね」
あっそっか、別に2人は普通に話せるんだ。私が未だ馬渕先輩とちゃんと話したことないだけで。
私よりも20㎝も高い馬渕先輩と話す時はぐっと上を向かなきゃいけない。それが異様に緊張しちゃうんだ。
「心平だって余裕でしょ」
!?
え、今心平って言った…!?
「そんなことねぇよ」
「あのアプリ作れる人が勉強できないわけないじゃない」
「あれは趣味だからなー。好きこそ物の上手なれって言うだろ?それだよ」
初めて聞いた呼び方についじっと固まったまま聞き耳を立ててしまった。
花絵先輩、馬渕先輩のこと心平って呼ぶんだ。
あ、でも暁先輩のことも暁って言うから全然おかしくないんだけど…
「アプリ作るのと階段上る時数えるのは趣味!」
「何よそれ」
くすくすと花絵先輩が笑った。
今日初めての笑顔だ。
いつも無表情を見せている花絵先輩は実は華やかに笑う人で、みんなでいる時は決して笑わないからつい忘れちゃうけど…可愛い人なんだ。
私と2人の時は笑ってたし、だからそれも別におかしくないんだけど…なんか…
「ここに来るまでの階段は何段だった?」
「18段!」
「本当に数えてるんだ!?」
すっごい楽しそうに笑うから…
声を出して…
「心平にそんな趣味があったなんて知らなかった」
「俺も初カミングアウトだから」
「カミングアウトするもんでもないよ」
ふふって声が聞こえる。
なんなら馬渕先輩も楽しそう。
………。
え、そーゆうこと!?
えーーーーー!!!
そーゆうことなのーーーーー!?
花絵先輩ってもしかして馬淵先輩のことが…!?
そうなの!?
すでにいい感じな気がするけどそうなの…かな!?
クレープと見つめ合ったまま食欲は止まったまま、2人の隣でなぜか私がドキドキしてる。
「井住さんは何か趣味あるの?」
「え!?」
突然振られた会話に変なとこから声が出ちゃった。ついでにグッと手にも力入れちゃってクレープから生クリームが飛び出した。
「わ、私は…しょ、少女漫画読むのが好きです…」
「あ、そんな感じするー」
「井住っぽいなー」
和やかに笑い声が飛び交っている。
あの花絵先輩から癒しのオーラさえ感じる。
「あのっ、花絵先輩…!」