#青春リクエスション
いてもたってもいられなくて思わず言ってしまった。
「一緒に結びのお守り買いませんか!?」
「え…、私はいいよ」
困惑した表情で断られたけど。
「そんなこと言わず、一緒にどうですか?」
「えー…、特に今必要性感じてないんだけど」
応援したくなったから。
花絵先輩の気持ちを。
「…井住さんはっ」
「おっまたせーーーー!」
花絵先輩が何か言い掛けたところでペットボトルを抱えた暁先輩が戻って来た。
「あ、何か話してた?」
目をぱちくりする暁先輩、タイミング絶妙すぎて私も花絵先輩も何も言わず見ているだけだった。
なんとなくこの話は暁先輩には聞かれたくないし、さらっと話題を変えようと思った。
「井住が縁結びのお守り欲しいんだって」
「馬渕先輩!?」
なのに別の角度からバラされた。
恥ずかしいから黙ったおこうと思ってたのに!
「えーーーー!いいね、俺も買おうかな~!いい出会いあるといいよね~!」
暁先輩の方が断然ノリ気だった。
それはそれで複雑。
「買いに行こ由夢ちゃん!あ、飲み物オレンジでい?」
「あ、ありがとうございます…っ」
はいっと渡されたペットボトル、みんなの分も買ってきてくれた。それぞれに1本ずつ渡していた。
や、優しい…!
じーんとしちゃう、もう暁先輩の何もかもが。
そうやってみんなのこと見てるんだよね、いつも。
「由夢、たこ焼き食べる?」
サッと目の前に差し出されたたこ焼き。
「凛空ちゃん!いいの!?」
暁先輩と一緒に戻って来た凛空ちゃんはもう3つもたこ焼きを頬張っていた。
実は欲しいなと思っていたこともあってお言葉に甘えて1つもらった。
ホカホカしておいしい、甘ったるかった口の中がリセットされた。
「ありがと、凛空ちゃん!おいしかったー!」
「由夢欲しそうにしてたから」
「え、バレてた?」
4つ目のたこ焼きを頬張った凛空ちゃんに笑われた。
そんなもの欲しそうな顔してたんだ私。
…まぁ、いいか!笑っとこ!
「一緒に結びのお守り買いませんか!?」
「え…、私はいいよ」
困惑した表情で断られたけど。
「そんなこと言わず、一緒にどうですか?」
「えー…、特に今必要性感じてないんだけど」
応援したくなったから。
花絵先輩の気持ちを。
「…井住さんはっ」
「おっまたせーーーー!」
花絵先輩が何か言い掛けたところでペットボトルを抱えた暁先輩が戻って来た。
「あ、何か話してた?」
目をぱちくりする暁先輩、タイミング絶妙すぎて私も花絵先輩も何も言わず見ているだけだった。
なんとなくこの話は暁先輩には聞かれたくないし、さらっと話題を変えようと思った。
「井住が縁結びのお守り欲しいんだって」
「馬渕先輩!?」
なのに別の角度からバラされた。
恥ずかしいから黙ったおこうと思ってたのに!
「えーーーー!いいね、俺も買おうかな~!いい出会いあるといいよね~!」
暁先輩の方が断然ノリ気だった。
それはそれで複雑。
「買いに行こ由夢ちゃん!あ、飲み物オレンジでい?」
「あ、ありがとうございます…っ」
はいっと渡されたペットボトル、みんなの分も買ってきてくれた。それぞれに1本ずつ渡していた。
や、優しい…!
じーんとしちゃう、もう暁先輩の何もかもが。
そうやってみんなのこと見てるんだよね、いつも。
「由夢、たこ焼き食べる?」
サッと目の前に差し出されたたこ焼き。
「凛空ちゃん!いいの!?」
暁先輩と一緒に戻って来た凛空ちゃんはもう3つもたこ焼きを頬張っていた。
実は欲しいなと思っていたこともあってお言葉に甘えて1つもらった。
ホカホカしておいしい、甘ったるかった口の中がリセットされた。
「ありがと、凛空ちゃん!おいしかったー!」
「由夢欲しそうにしてたから」
「え、バレてた?」
4つ目のたこ焼きを頬張った凛空ちゃんに笑われた。
そんなもの欲しそうな顔してたんだ私。
…まぁ、いいか!笑っとこ!