猫が恋した5日間
でも僕は一応雨宿りしている。
公園のおっきな遊具の下の空洞で。
誰か僕の事拾ってくれないのかな...
バシャッ...バシャッ....
そう思っていると誰かがこっちに向かって走ってくる。
『あー・・・もービチョビチョだよ。』
女の子....?
僕の目の前に現れたのは低学年くらいのちっちゃな小柄な
女の子。
結構可愛い。
甘茶色のくるくるな髪で2つに結んでて、
ピンクのレースの付いた服。
どうか。拾ってくれるかな?僕のこと。神様――――――――。
「ニャ―...」
そうするとその女の子は僕に気づいたようでこっちを振り返る。