猫が恋した5日間
■4日目
∟幸せ
そのまま寝てしまった。
目覚めたら、やっぱりあいりの家に居た。
そろそろ公園の方に戻らないとあいりにも迷惑だよね...
『ニャーニャー!!!!』
勝手に行ったら心配させちゃうから、せめて起こしてから...
「...ん~」
不機嫌そうにうなっているあいり。
目をパチクリと開けると僕に視線を一転させた。
『ニャッ』
窓の方へ走った所を止められた。
「いいよいいよ。公園ならあたしが連れてってあげるからね。」
やっぱ...
僕たちって...