大安吉日。私、あなたのもとへ参りますっ!
明日も普通に仕事の日だし、今夜は別に日織を泊まらせる予定にはしていなかったのだが、場合によってはそこも変更してもいいかもしれない。
そのぐらいに、日織のあれこれに物申したい修太郎だ。
日織は例によって何ら悪びれた様子はないみたいだけど、そこが余計に性質が悪い。
修太郎は時折日織の言葉に軽く相槌を打ちながらも、頭の中では日織が親しげに「一斗さん」と〝名前呼び〟した、あの〝和装眼鏡男〟のことを、僕は問いただしたくてたまらないんですけどね?とそればかりを考えていた。
まさかとは思うが、相手もうちの妻のことを名前で呼んだりしてませんよね?という懸念とともに。
実際には心配した通り「ビンゴ」だったりするのだが、知らぬが仏。
とりあえずまだその事実をあずかり知らない修太郎は、何とか落ち着いた〝ふり〟をしていられた。
そのぐらいに、日織のあれこれに物申したい修太郎だ。
日織は例によって何ら悪びれた様子はないみたいだけど、そこが余計に性質が悪い。
修太郎は時折日織の言葉に軽く相槌を打ちながらも、頭の中では日織が親しげに「一斗さん」と〝名前呼び〟した、あの〝和装眼鏡男〟のことを、僕は問いただしたくてたまらないんですけどね?とそればかりを考えていた。
まさかとは思うが、相手もうちの妻のことを名前で呼んだりしてませんよね?という懸念とともに。
実際には心配した通り「ビンゴ」だったりするのだが、知らぬが仏。
とりあえずまだその事実をあずかり知らない修太郎は、何とか落ち着いた〝ふり〟をしていられた。