大安吉日。私、あなたのもとへ参りますっ!
そんなこんなで、ちょっとした刺激で思わず熱い吐息が漏れてしまう始末。
その度に日織が嬉しそうに自分を見上げてくるから堪らない。
本来〝口でする〟と言うのはそういうことではないのですよ?と教えて差し上げたいのに出来ないではないか。
(もぉー、日織さんっ! 可愛すぎて反則です!)
しかも――。
「あっ、……ひ、おりっ! ……お願っ、離れてっ」
でないともう……。
ティーンの、寝ても覚めてもピンクな世界真っ盛りの童貞じゃあるまいに。
その愛らしい口に咥えられてもいないくせに(ヤバイ、達く!)と思った修太郎は、慌てて日織の顔から下半身を引き剥がすようにして身を引いた。
それで、何とか日織の顔に吐精してしまうことだけは避けられたのだけれども――。
「あのっ、修太郎さん。――わ、私っ、……その、うまく出来ましたでしょうか?」
褒めて?と言わんばかりの期待に満ちた目で見つめられては「日織さん、口淫はもっと口全体を使うんです」とか言えるわけがないではないか。
手のひらを汚す自分の体液を見て、修太郎は『甘やかしと言う名のお仕置き』をされたのは、他でもない。
日織ではなく自分の方だったではないか、と小さく吐息を落とした。
その度に日織が嬉しそうに自分を見上げてくるから堪らない。
本来〝口でする〟と言うのはそういうことではないのですよ?と教えて差し上げたいのに出来ないではないか。
(もぉー、日織さんっ! 可愛すぎて反則です!)
しかも――。
「あっ、……ひ、おりっ! ……お願っ、離れてっ」
でないともう……。
ティーンの、寝ても覚めてもピンクな世界真っ盛りの童貞じゃあるまいに。
その愛らしい口に咥えられてもいないくせに(ヤバイ、達く!)と思った修太郎は、慌てて日織の顔から下半身を引き剥がすようにして身を引いた。
それで、何とか日織の顔に吐精してしまうことだけは避けられたのだけれども――。
「あのっ、修太郎さん。――わ、私っ、……その、うまく出来ましたでしょうか?」
褒めて?と言わんばかりの期待に満ちた目で見つめられては「日織さん、口淫はもっと口全体を使うんです」とか言えるわけがないではないか。
手のひらを汚す自分の体液を見て、修太郎は『甘やかしと言う名のお仕置き』をされたのは、他でもない。
日織ではなく自分の方だったではないか、と小さく吐息を落とした。