大安吉日。私、あなたのもとへ参りますっ!
***
「ここなのですっ」
県外にある、ちょっと大きめなショッピングモール内。
日織がある店舗の前でニコッと笑って修太郎を振り返って。
修太郎は何故に眼鏡屋⁉︎と思わずにはいられない。
「日織さん、目を悪くされたのですか?」
眼鏡に関しては先輩(?)な自分に、眼鏡選びを手伝って欲しいのかな?と思った修太郎だ。
日織はコンタクトレンズを入れている様子もないし、視力は良かったと認識していたのだが、もしや自分が気付かないうちに視力が落ちてしまっていたのだろうか。
「気付かなくてすみません」
ずっと一緒にいるのに、愛する日織が不便な思いをしていることに気付けなかった、と修太郎はひとり反省しきりだ。
だが――。
「え? 私の目は今でも両目ともに二.〇近くありますよ? 全く問題ないのですっ!」
そう言って日織がにっこり微笑んで。
修太郎は混乱してしまう。
「ではどうしてこんなところに?」
つぶやきながら、次に思ったのは
(日織さん、可愛いサングラスでも欲しいのだろうか)
ということで。
「ここなのですっ」
県外にある、ちょっと大きめなショッピングモール内。
日織がある店舗の前でニコッと笑って修太郎を振り返って。
修太郎は何故に眼鏡屋⁉︎と思わずにはいられない。
「日織さん、目を悪くされたのですか?」
眼鏡に関しては先輩(?)な自分に、眼鏡選びを手伝って欲しいのかな?と思った修太郎だ。
日織はコンタクトレンズを入れている様子もないし、視力は良かったと認識していたのだが、もしや自分が気付かないうちに視力が落ちてしまっていたのだろうか。
「気付かなくてすみません」
ずっと一緒にいるのに、愛する日織が不便な思いをしていることに気付けなかった、と修太郎はひとり反省しきりだ。
だが――。
「え? 私の目は今でも両目ともに二.〇近くありますよ? 全く問題ないのですっ!」
そう言って日織がにっこり微笑んで。
修太郎は混乱してしまう。
「ではどうしてこんなところに?」
つぶやきながら、次に思ったのは
(日織さん、可愛いサングラスでも欲しいのだろうか)
ということで。