大安吉日。私、あなたのもとへ参りますっ!
ビシッと修太郎に指先を突きつけて「ちゃんと今日という日を選んだ理由はあるのです!」そう宣言する日織に、修太郎はドキッとさせられてしまった。
何だかよく分からないが、だから今日貴方にプレゼントを買うのだと断言されてしまって「そう、だったんですね……」と答えるしかない気がした修太郎だ。
式の日取りを決める際、「せっかくですし、日曜日に大安が来る日に挙式をしましょう。出来れば日織さんが二三歳のお誕生日を迎えられる前がいい」とか何とか言って、修太郎がお日柄を気にしまくったからだろうか。
日織にも〝何か事を起こすなら大安吉日病〟が伝染してしまったらしい。
「はい。だからなのですっ! なので、修太郎さんは今日、黙って私にプレゼントされなきゃいけないのですっ。分かりましたか?」
修太郎は、基本的に日織に滅法甘くて滅法弱い。
「……はい。……分かりました。では……遠慮なくお受けいたします。その……あ、有難うございます」
よくは分からないけれど、そういうことにされてしまった。
何だかよく分からないが、だから今日貴方にプレゼントを買うのだと断言されてしまって「そう、だったんですね……」と答えるしかない気がした修太郎だ。
式の日取りを決める際、「せっかくですし、日曜日に大安が来る日に挙式をしましょう。出来れば日織さんが二三歳のお誕生日を迎えられる前がいい」とか何とか言って、修太郎がお日柄を気にしまくったからだろうか。
日織にも〝何か事を起こすなら大安吉日病〟が伝染してしまったらしい。
「はい。だからなのですっ! なので、修太郎さんは今日、黙って私にプレゼントされなきゃいけないのですっ。分かりましたか?」
修太郎は、基本的に日織に滅法甘くて滅法弱い。
「……はい。……分かりました。では……遠慮なくお受けいたします。その……あ、有難うございます」
よくは分からないけれど、そういうことにされてしまった。