大安吉日。私、あなたのもとへ参りますっ!
籍は随分前に入れているけれど、今日のこのお式のためにずっとずっと自粛していた〝幸せ家族計画〟を実行に移してもいいんだと気付かされた日織だ。
ちょうどそこへノックの音がして、修太郎が顔を出す。
先日日織がプレゼントした新しい眼鏡をかけた紋付羽織袴姿の修太郎は、キリリとしてとてもカッコ良かった。
そんな修太郎をうっとりと見つめた日織が、
「私、修太郎さんとの赤ちゃん、一日も早く見てみたいのですっ。修太郎さんと二人で頑張るのですっ!」
ガッツポーズをして意気込んだら、両親が驚いたように顔を見合わせて、「まぁ! 日織ったら」と織子が唇に手を当ててつぶやいた。
修太郎が「ひ、日織さんっ⁉︎」とどこか照れた顔でオロオロするのを見て、両親の前で子作り宣言をしてしまったのだとやっと気が付いた日織だ。
「ひゃっ、わ、私っ、そう言うつもりじゃなくてっ。あのっ」
真っ赤になってソワソワする日織に、修太郎が花嫁の控え室に入ってくるタイミングを間違えたと内心照れまくりで思ったのはここだけの話。
ちょうどそこへノックの音がして、修太郎が顔を出す。
先日日織がプレゼントした新しい眼鏡をかけた紋付羽織袴姿の修太郎は、キリリとしてとてもカッコ良かった。
そんな修太郎をうっとりと見つめた日織が、
「私、修太郎さんとの赤ちゃん、一日も早く見てみたいのですっ。修太郎さんと二人で頑張るのですっ!」
ガッツポーズをして意気込んだら、両親が驚いたように顔を見合わせて、「まぁ! 日織ったら」と織子が唇に手を当ててつぶやいた。
修太郎が「ひ、日織さんっ⁉︎」とどこか照れた顔でオロオロするのを見て、両親の前で子作り宣言をしてしまったのだとやっと気が付いた日織だ。
「ひゃっ、わ、私っ、そう言うつもりじゃなくてっ。あのっ」
真っ赤になってソワソワする日織に、修太郎が花嫁の控え室に入ってくるタイミングを間違えたと内心照れまくりで思ったのはここだけの話。