大安吉日。私、あなたのもとへ参りますっ!
***
「……同窓会?」
四角い紙片につらつらと黒一色の明朝体で味気なく印字された文字を目で追えば、そんな文言が目について。
「はい。みんな二十歳を過ぎましたし……お酒でも飲みながらワイワイやろう、みたいなお話になったみたいです」
日織が短大2年生の時に参加した成人式で、そんな話が上がっていたらしい。
「あれから2年近く経ってますし、同窓会のお話なんて立ち消えたんだとばかり思っていました。まさか本当に音頭を取ってくださる方がいらしたなんて! 驚きなのです!」
日織の言う通り、手中に収めた時は21歳だった彼女も、今年の誕生日で22歳。あまり考えたくないが、修太郎は35になる。
言って、修太郎の座るベッドに片膝をつくようにして身を乗り出した日織だったけれど。
「そんな風に前屈みになると、見えてしまいますよ?」
途端、修太郎に腰を掴まれて抱き寄せられた日織は、そのままベッドに押し倒されて首筋にキスを落とされた。
敢えて何が見える、とは言われなかったけれど、修太郎の手が下着を身につけていない胸の先端をシャツ越しにキュッとつまんできて、日織の身体にぶわりと熱が灯る。
ましてや日織を組み敷いている修太郎は布団で下半身こそ見えないけれど、真っ裸のままなのだ。
日織が煽られないわけがない。
「……同窓会?」
四角い紙片につらつらと黒一色の明朝体で味気なく印字された文字を目で追えば、そんな文言が目について。
「はい。みんな二十歳を過ぎましたし……お酒でも飲みながらワイワイやろう、みたいなお話になったみたいです」
日織が短大2年生の時に参加した成人式で、そんな話が上がっていたらしい。
「あれから2年近く経ってますし、同窓会のお話なんて立ち消えたんだとばかり思っていました。まさか本当に音頭を取ってくださる方がいらしたなんて! 驚きなのです!」
日織の言う通り、手中に収めた時は21歳だった彼女も、今年の誕生日で22歳。あまり考えたくないが、修太郎は35になる。
言って、修太郎の座るベッドに片膝をつくようにして身を乗り出した日織だったけれど。
「そんな風に前屈みになると、見えてしまいますよ?」
途端、修太郎に腰を掴まれて抱き寄せられた日織は、そのままベッドに押し倒されて首筋にキスを落とされた。
敢えて何が見える、とは言われなかったけれど、修太郎の手が下着を身につけていない胸の先端をシャツ越しにキュッとつまんできて、日織の身体にぶわりと熱が灯る。
ましてや日織を組み敷いている修太郎は布団で下半身こそ見えないけれど、真っ裸のままなのだ。
日織が煽られないわけがない。