大安吉日。私、あなたのもとへ参りますっ!
しかし、そんな余韻に浸る間もなく、頬っぺたを挟まれたまま、日織にギュゥ〜ッと顔を思い切り引き寄せられて、カプッと可愛く噛み付くように口付けられたから堪らない。
何が起こったのか頭が追いつくまでに数秒を要して……。理解が追いついたと同時に驚いて、修太郎は瞳を見開いた。
「――日、織……さっ!?」
慌てて日織から唇を離して小悪魔な妻を見下ろした修太郎は、自分の全身が照れて熱くなっているのを感じる。
日織からこんなことをされたら、チャンスとばかりに舌を絡めて攻め立てていてもいいはずなのに、そんなことをするゆとりさえなかった。
さっきまでは確かに修太郎が主導権を握って、眼前の小さな身体を支配していたはずなのに。
今は完全に形勢逆転された!と認めざるを得なかった。
何が起こったのか頭が追いつくまでに数秒を要して……。理解が追いついたと同時に驚いて、修太郎は瞳を見開いた。
「――日、織……さっ!?」
慌てて日織から唇を離して小悪魔な妻を見下ろした修太郎は、自分の全身が照れて熱くなっているのを感じる。
日織からこんなことをされたら、チャンスとばかりに舌を絡めて攻め立てていてもいいはずなのに、そんなことをするゆとりさえなかった。
さっきまでは確かに修太郎が主導権を握って、眼前の小さな身体を支配していたはずなのに。
今は完全に形勢逆転された!と認めざるを得なかった。