大安吉日。私、あなたのもとへ参りますっ!
日頃は修太郎のことを頑ななまでに「さん付け」でしか呼んでこない日織なのに、今しがたわざと呼び捨てにして褒めてきた辺りも、手練れ過ぎて「自分は絶対に日織さんには敵いっこない」と思い知らされた修太郎である。
「日織はヤキモチ妬きですぐにオロオロしてしまう修太郎さんが大好きですよ?」
オマケにここへきて自分のことを一人称「私」ではなく「日織」を使って称してくるあたり。
全く計算なんてされていない素での言動だと分かるだけに、逆に物凄くタチが悪いし手に負えないのだ。
そうして、そんな風に修太郎を翻弄しまくっておいて、だ。
次の瞬間にはポッと頬を赤く染めて瞳を揺らすと、
「――だから……あの、……さ、先程の続きを……その……しませんか?」
と聞いてくるとか。
「日織はヤキモチ妬きですぐにオロオロしてしまう修太郎さんが大好きですよ?」
オマケにここへきて自分のことを一人称「私」ではなく「日織」を使って称してくるあたり。
全く計算なんてされていない素での言動だと分かるだけに、逆に物凄くタチが悪いし手に負えないのだ。
そうして、そんな風に修太郎を翻弄しまくっておいて、だ。
次の瞬間にはポッと頬を赤く染めて瞳を揺らすと、
「――だから……あの、……さ、先程の続きを……その……しませんか?」
と聞いてくるとか。