大安吉日。私、あなたのもとへ参りますっ!
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身体を洗っている最中に縮こまってしまった日織を気遣って、浴槽内のジャグジーを作動させた修太郎だ。
それだけでもきめ細かい気泡で浴槽の中が見えにくくなったのだけれど、アメニティーグッズの中にバブルバスの入浴剤があったことも知っていたので「入れてみますか?」と日織に問いかけてみた。
当然ぼんやりしている間に修太郎と風呂に入ってしまっていた、という現実を突きつけられて、恥ずかしさに打ち震えている日織はコクコクと頷いて。
視線が下に落ちた途端慌てたように眼前の修太郎から視線を逸らしたのを見て、修太郎は「もしかして恥ずかしいのはご自分の身体を見せることだけじゃなくて……僕の身体を見るのもだったり?」と今更のように思い至る。
身体を洗っている最中に縮こまってしまった日織を気遣って、浴槽内のジャグジーを作動させた修太郎だ。
それだけでもきめ細かい気泡で浴槽の中が見えにくくなったのだけれど、アメニティーグッズの中にバブルバスの入浴剤があったことも知っていたので「入れてみますか?」と日織に問いかけてみた。
当然ぼんやりしている間に修太郎と風呂に入ってしまっていた、という現実を突きつけられて、恥ずかしさに打ち震えている日織はコクコクと頷いて。
視線が下に落ちた途端慌てたように眼前の修太郎から視線を逸らしたのを見て、修太郎は「もしかして恥ずかしいのはご自分の身体を見せることだけじゃなくて……僕の身体を見るのもだったり?」と今更のように思い至る。