酒飲み女子がどきどきさせられてます
歓迎会
週末。八木君の歓迎会が行われた。
会場となる居酒屋に一緒に行くことになった。
会社から駅に行く途中にあり、優子達が所属する企画2課の飲み会は決まってこの店だった。
二人で話すことに完全になれたので、並んでわちゃわちゃと話しながら会場に向かっていた。
赤信号で待っていると後ろから課長と他の3人の2課メンバーに呼び止められた。
2週間ですっかり2課に馴染んだ八木君はみんなとも楽しそうに話している。
横断歩道を渡りきると、それまで私の左に立っていた八木君がすっと右側に移動した。
それで八木君がずっと車道側を通ってくれていたことに気が付いた。
しかも、よくある”俺が車道側を通るアピール”のないその優しさに、
八木君のイケメンポイントまた爆上がりだわ
などと、どきどきしてしまうのだった。
ちなみに、私が思う”俺が車道側を通るアピール”とは、女の子の肩とか背中をそっと押して場所を代わることである。それ自体はイケメンな行動のだけど、相手に気付かれるようにするところがあざとい。そうではなく、気付かれなくても代わってあげるってところに好感を持つのだった。
会場となる居酒屋に一緒に行くことになった。
会社から駅に行く途中にあり、優子達が所属する企画2課の飲み会は決まってこの店だった。
二人で話すことに完全になれたので、並んでわちゃわちゃと話しながら会場に向かっていた。
赤信号で待っていると後ろから課長と他の3人の2課メンバーに呼び止められた。
2週間ですっかり2課に馴染んだ八木君はみんなとも楽しそうに話している。
横断歩道を渡りきると、それまで私の左に立っていた八木君がすっと右側に移動した。
それで八木君がずっと車道側を通ってくれていたことに気が付いた。
しかも、よくある”俺が車道側を通るアピール”のないその優しさに、
八木君のイケメンポイントまた爆上がりだわ
などと、どきどきしてしまうのだった。
ちなみに、私が思う”俺が車道側を通るアピール”とは、女の子の肩とか背中をそっと押して場所を代わることである。それ自体はイケメンな行動のだけど、相手に気付かれるようにするところがあざとい。そうではなく、気付かれなくても代わってあげるってところに好感を持つのだった。