あの瞬間キミに恋した
昨日は・・・眠れなかった・・・。

拓哉君には、本当にビックリした。

確かに、ちゃんと覚えてはいたけど まさか本当に再会出来るなんて思ってなかったから。

でも、私には櫂斗と再会出来た事の方が運命に感じる。

拓哉君はともかく、櫂斗と話しなきゃ!!

「お母さんお父さん行ってきます」

「行ってらっしゃい」とお母さんとお父さんが言ってくれた。

そしてドアを開けると・・・櫂斗がいた・・・。

そして櫂斗が
「おはよう・・・」

「おはよう、櫂斗」

「紗羅・・・今まで・・・その・・・ごめん・・・」と悲しそうな顔で言う櫂斗。

「ううん、私も悪かったし。気にしてないよ」

「そうだよなぁ~紗羅の方が俺の倍悪いよな!!」とニヤニヤしながら私に言った。

ふふっ、やっといつもの櫂斗に戻った。

「もう~~~!!櫂斗のいじわる!!!」と頬を膨らませながら言う私。

「んじゃあ、学校行くか」

「うん」

そして自転車を取りに行くと・・・。

なんと、私の自転車がパンクしていた。

「えええ~~~っ!!なんでパンクしちゃってるのぉ?遅刻しちゃうよ~」

「パンクかよ?まったく仕方ないな・・・。紗羅、後に乗れよ」

「え?いいの?ありがとう~~~櫂斗!!」と言い櫂斗の後に乗って手を回した。

「あんまり、くっつくなよ!!」

「エヘへ!だって櫂斗の自転車の後に乗るの久しぶりで嬉しいんだもん」

昔、私はよく櫂斗の後に乗ってたんだよね。
嬉しい・・・すごく嬉しいよぉ~。

「ったく、ウルサイ奴だな。紗羅早く行くぞ!!」

「はぁ~い」と笑顔で返事をした。

そして学校に着いた。

学校に着くと思った通りに
みんなに思いっきり見られる、私と櫂斗。

そしてヒソヒソ声が聞こえる。

「なにあれ?岡田君と渋谷さん、今度は2人乗りしてきてるし・・・」
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