一途な御曹司は溺愛本能のままに、お見合い妻を甘く攻めて逃がさない
3章:男だったら
―――正直に言えば、私は鷹也さんのことが好きだ。大好きだ。
鷹也さんと一緒にいると、嬉しくて、ドキドキして、堪らなくなる。
鷹也さんの顔も、声も、身体も、仕草も、指先まで全部が、狂おしいほど愛おしい。
最初にローマで会ったその時から……
私の心はずっとこの人に捕らわれたままだ。