神様の操り人形

無理やりおどけた神様の一人の頭に、エレンが放った弾丸が命中する。神様はその場で倒れ、残っている全員が顔を真っ青にした。

「ちょっと！何で射撃がこんなにできるわけ！？」

「そりゃあ、こいつさっきまでCIAの諜報員だったじゃんか！任務で失敗して殉職したけど、銃の腕前は右に出るものはいないって設定にしただろ？」

慌てる神様たちに対し、エレンは楽しそうに笑う。そして銃弾を込めながら言った。

「銃がうまいって設定をくれたことには感謝してるよ。その力のおかげであんたら全員殺せるからな」

その数秒後、ゲームの終わりを告げる銃声が何度も響いた。