恋と旧懐~兎な彼と私~
まぁあれも終わったことだし,素直になれず可愛くない反応ばっかりだった私にも非がある。
それは例外だけど,そんなんじゃ多少仲良くなるのは簡単でも,気を許したり許されたりまでいくのは時間がかかるのも当たり前だった。
人こそ人の鏡っていうしね。
私がそんなんなのに,相手に気を許してもらおうってのが間違ってる。
まぁ,今さらか……
彼氏とご飯を食べる陽菜と別れて,ボケッと考え事をしながら,私も早足で彼のもとに向かった。