恋と旧懐~兎な彼と私~
連れてこられたのは校舎裏。
         
そういえば始めてきたな。
           
人にみられたら誤解されそう。
             
まぁその時は私が呼び出したことにすれば言いのか。
            
なんてことを,じめじめとした空気に頬を撫でられながら思う。
           
        
              
「あのさ」          
          

              
暁くんが口を開き。
             
             
             
「うん」
           
            
          
なんて,私はありきたりな返事をする。
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