恋と旧懐~兎な彼と私~
「いとこんとこの家族がプラネタリウム行こうとチケット買ったらしんだけど,予定が入っちゃったみたいで……3人で,どう?」
近くの席の子が貸してくれる席でお昼をさっと食べて,私はおずおずと2人に訊ねた。
「は? 3人で? まぢでいってんの? 俺も誘ってる?」
1人はもちろん暁くん。
彼は頬杖をついて私達を眺めていた。
もう1人は香山 弘(かやま ひろ)
弘は自分も入っていると気づいていなかったのか,ひどく驚いている。
私にとってお兄ちゃんみたいな友達で,そもそもは暁くんの友達。
弘には早い段階で,自然にタメ語と呼び捨てになっていた。
私の気持ちも知っていて,時には暁くんとの間に入ってくれる。
近くの席の子が貸してくれる席でお昼をさっと食べて,私はおずおずと2人に訊ねた。
「は? 3人で? まぢでいってんの? 俺も誘ってる?」
1人はもちろん暁くん。
彼は頬杖をついて私達を眺めていた。
もう1人は香山 弘(かやま ひろ)
弘は自分も入っていると気づいていなかったのか,ひどく驚いている。
私にとってお兄ちゃんみたいな友達で,そもそもは暁くんの友達。
弘には早い段階で,自然にタメ語と呼び捨てになっていた。
私の気持ちも知っていて,時には暁くんとの間に入ってくれる。