恋と旧懐~兎な彼と私~
3時から6時。

ふふっ楽しみ。

プラネタリウムのときもそうだったし,暁くんは意外と一緒に出掛けることにあんまり抵抗がないのかも。

意識されてないなぁ私。

仕方ないか。

胸が一瞬甘く痛む。

私は数ある感情の中から喜びだけを選んで,それを受け入れた。

……いつも何かしら喋るはずの弘は,何かを考えるようにして黙っていた。

? どうしたんだろ。

悩みとかじゃなさそうだったから,多分大丈夫だと思うけど。

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