鬼弁護士は私を甘やかして離さない
付き合ってからの斗真は優しくて最高の彼氏だった。
交友関係の広い斗真にヤキモキさせられるかと思ったけど、周囲の目を気にすることなく友達とは違い私だけを特別扱いしてくれる。
みんなから『愛されてるね』と言われてしまうくらい斗真から尽くされた。
もちろん斗真を好きな女子たちからの意地悪は絶えなかったが美沙が守ってくれた。
美沙もグループの中の綾人くんと付き合っていてよく4人でも出かけた。
楽しくてこんな日々が永遠に続くと思っていた。
斗真は実家だから一人暮らしの私の部屋に入り浸るようになっていた。
でも私に家事させるようなことはなく、ご飯を作ってくれたり掃除してくれたりとなんだか新婚のような生活だった。
「ここにばかりきてごめんな。俺が仕事を始めて一人暮らしになったら…いや、仕事を始めてお金が貯まったら2人で暮らそう」
「……!うん」
2人で未来の話をするようになり、やがて就活が始まり、お互い進路が決まった。
「斗真、あの大手のパークドリーミングに決まったの?!凄い。やったね」
「あぁ。決まったよ。真衣だって法律事務所に決まってるじゃないか。お祝いしよう。これで俺たちは4月から社会人だ」
「うん!」
喜んだ斗真にギュッと抱きしめられ、私は希望しか見えない未来に胸を膨らませていた。
交友関係の広い斗真にヤキモキさせられるかと思ったけど、周囲の目を気にすることなく友達とは違い私だけを特別扱いしてくれる。
みんなから『愛されてるね』と言われてしまうくらい斗真から尽くされた。
もちろん斗真を好きな女子たちからの意地悪は絶えなかったが美沙が守ってくれた。
美沙もグループの中の綾人くんと付き合っていてよく4人でも出かけた。
楽しくてこんな日々が永遠に続くと思っていた。
斗真は実家だから一人暮らしの私の部屋に入り浸るようになっていた。
でも私に家事させるようなことはなく、ご飯を作ってくれたり掃除してくれたりとなんだか新婚のような生活だった。
「ここにばかりきてごめんな。俺が仕事を始めて一人暮らしになったら…いや、仕事を始めてお金が貯まったら2人で暮らそう」
「……!うん」
2人で未来の話をするようになり、やがて就活が始まり、お互い進路が決まった。
「斗真、あの大手のパークドリーミングに決まったの?!凄い。やったね」
「あぁ。決まったよ。真衣だって法律事務所に決まってるじゃないか。お祝いしよう。これで俺たちは4月から社会人だ」
「うん!」
喜んだ斗真にギュッと抱きしめられ、私は希望しか見えない未来に胸を膨らませていた。