義理の兄妹で恋をするのはフィクションの世界だけだと思っていた
初めての…。
ののside
時は流れて、無事に私と駆くんは大学を卒業した。
バラバラに暮らして、たまに会ってはご飯を一緒に食べたりお出かけしたり。
そんな日々はあっという間で、けれど、かけがえのない思い出になった。
それから…。
「俺と結婚してください。」
2度目のプロポーズをされた。
「はい」
涙が溢れ出るほど嬉しくて、この人と一緒に生きていこうと決め、私は婚姻届に捺印した。